《9/20》港町の旧居留地界隈–横浜–
建築と町並みの歴史をたどるシリーズ

講座番号:240920

異国情緒の漂う港街、横浜。 横浜に異国情緒が漂うのはかつてここが外国人居留地だったからです。 1858年アメリカ、オランダなど諸外国と幕府との間で結んだ条約により、 横浜は貿易を行うための港として開かれることになりました。 そのため、来日した外国人が居住することができる区域を定めました。 それが、外国人居留地です。 しかし、同じ貿易港の長崎や箱館(現在の函館)とは違って、 それまで外国人が居住していたわけでもなく、 交易がおこなわれていた港でもなかった横浜は、 はじめて貿易港としての歴史を歩みだすことになりました。 幕府は外国人のために西洋風の建築を建てますが、 日本人大工は簡単な建築図面を示されただけで、しかも入手できる材料で建設したため、 大きな瓦葺屋根の日本風の建物が建てられました。 英一番館、ロレイロ邸、フランス海軍病院、フランス軍駐屯所、ヘボン邸などです。 残念ながら、これらの建物は1866年の大火によって焼失してしまいます。 以後は、外国人技術者が参加し、都市的整備の進展もあり、 耐火性能を重視した建物に置き換わっていきました。 いわゆる「擬洋風建築」から本格的な西洋建築へ、 その変遷を詳しい資料を用いてわかりやすく説明します。 【会場】セブンアカデミー6階(市ヶ谷) ※教室での講義です。外歩きはありません。 【新型コロナウィルス対応に関するご注意事項】 @ご来場前にはお客様ご自身による体調チェックをお願いします。 Aご自身やご家族に発熱や咳などの症状がある場合は、ご来場をお控えくださいますようお願いします。 Bマスクの着用は、個人の主体的な選択を尊重し、個人の判断に委ねることといたします。
期間2024/09/20(金)
曜日・時間指定金曜日 14:00〜16:00
回数1回
残席状況
途中受講不可
見学不可
持ち物筆記用具
備考会場:セブンアカデミー(市ヶ谷)
その他資料      
講座詳細詳細
【講座スケジュール】
日程時間講義内容
2024/09/20(金) 14:00〜16:00 会場:セブンアカデミー

【講師紹介】
松本裕介
東京大学工学系研究科建築学専攻博士課程。日本建築史を10年間研究。その後、日建設計、アトリエ系建築設計事務所を経て、独立。住宅・医療施設などの設計を行っている。現在、杉並区や江東区などで建築史講座講師をつとめる。また趣味として20年以上つづけてきた街歩きの経験を生かし、市民対象の歴史的建造物散策・史跡散策グループを主催。趣味は美術鑑賞、茶道、古文書解読など。
料金区分受講料
一般会員 4,400円